阿寒国立公園(摩周湖と屈斜路湖、そして阿寒湖)
摩周湖は北海道の北東にある周囲20kmの広大な湖です。 火山口に水が貯まったカルデラ湖で湖の真ん中にはまるで水の上に浮いているかのように見える浮島があります。 摩周湖の浮島は太古の昔に噴火した時の溶岩ドームの痕跡です。
「霧の摩周湖」というタイトルのヒット歌謡曲によって、摩周湖の霧のイメージが日本全国に定着をしました。 イメージだけでなく摩周湖は実際に霧で覆われていることが多い湖です。
河口から湖のほとりまでは裏摩周湖と呼ばれるポイントから一昔前まで歩いていくことができましたが、現在は環境保護のために通行止めとなっています。
そのため、現在では、展望台からの眺めを楽しむだけとなってしまったことが残念です。 摩周湖の水は透明度が高いという事でも知られています。 神秘的イメージと絶景の展望を見ることができるので、北海道の北東を訪れたライダーにはぜひ立ち寄ってもらいたい観光ポイントです。
屈斜路湖は日本最大の大きさを誇るカルデラ湖です。 屈斜路湖のカルデラは長い部分で直径25kmほどもあります。
屈斜路湖が日本全国に知られるようになったのは、謎の生物クッシーが目撃されて、マスコミで取り上げられたことに依ります。 周辺には温泉街があり、宿泊もできます。
阿寒湖は日本の天然記念物マリモの産地として北海道で最も有名な湖です。 夏季にはバイクのツーリングで訪れた人を含めて多くの観光客でにぎわいます。
マリモ展示観察センターという施設に行けば、巨大マリモを見ることができます。 阿寒湖は温泉街があるので、温泉宿でバイクツーリングの疲れを癒すのも良いでしょう。
稚内公園
この公園内には森林公園と呼ばれる場所があり、キャンプ場となっています。 夏の間には北海道内はもとより、本州からバイクに乗ってやってきた多くのライダーが宿泊地としてテントを張っています。
稚内の最北には氷雪の門と言われる日本領の樺太で亡くなった方の慰霊碑が立っており、観光ポイントとなっています。 稚内から北の海を眺めると晴れた日には樺太を見ることができます。
礼文島
稚内フェリーターミナルから乗船することで北海道の離島である礼文島に行くことができます。 礼文島は北海道で最も美しい島なので、折角バイクで北海道に来たら、ならぜひ立ち寄って欲しい島です。 礼文島は小高い丘の様な島で、丘の上から周囲の海を眺めた景観は絶景としか言いようがありません。 素晴らしいの一言です。
また、島の特産品としてはとろりと甘いウニがあります。 本物の最高級のウニを格安で食べることができます。 礼文島内の食堂でぜひとも礼文産の採れたてウニがたっぷりと載ったウニ丼を味わって頂きたいです。 首都圏なら高級すし店でなければ食べることができないようなウニを堪能することができます。
知床半島
知床は日本の国立公園であり、世界遺産にも登録をされています。 知床半島には知床五湖と呼ばれる場所があり、原生林に囲まれた5つの湖を歩いて見て周ることができます。
知床に行ったならカムイワッカの湯の滝へ行くことをお勧めします。 滝壺が温泉になっているという日本でもここだけなのではと思える秘湯の温泉があります。
滝壺温泉へ行くためには、道路に掛かった橋を上流に向かって約20分歩かなければなりません。 かなり急な斜面もあるのですが、登る価値がある天然温泉だと思います。
ちなみに、現在は落石防止工事を行っているため一般車両の通行は禁止となっています。 そのため、バイクツーリングで知床にやって来た方は、カムイワッカの湯の滝に行くためには 「知床自然センター」もしくは「ウトロ温泉ターミナル」から専用のシャットルバスに乗り換える必要があります。