バイクツーリング

バイクの旗とピースサイン

ガソリンスタンドで配っていた旗

子どもの頃、よく車でドライブに連れて行ってもらいました。

天気が良い日は少し遠出をして、景色の良い峠に出かけることもありました。

峠の途中、よく休憩しているバイクの集団に出会うことがありました。 夏場のツーリング時期は、ライダー向けに旗を配ってくれるガソリンスタンドがあり、バイクの後ろには色とりどりの旗が立てられています。

子どもの頃の私は、その赤や青のきれいな旗が欲しくて欲しくて仕方がありませんでした。 ライダーに旗を配っている同じガソリンスタンドに行っても、車の私たちには旗ではなく道路地図をくれるのです。

父は喜んで地図を受け取っていましたが、私はいつもがっかり。 「地図はいらないから旗が欲しいのになぁ」といつもつぶやいていました。

今考えると笑えるけど、車じゃなくて自転車なら旗が貰えるかもって真剣に思ったりしたんですよね。 自転車も二輪だしバイクっていうから貰えそうな気がしたんですよね。

ライダーが旗を貰えたのはガソリンを給油してたからなのに、自転車じゃあタイヤの空気を入れるくらいで給油しないんだからガソリンスタンドで旗はもらえないですよね。 まあ、今思い出すと自分でも笑えますが。

実は地図もちょっといいなぁと思っていました。 各地の見所とか載っているのでそれを見てドライブに連れて行ってもらったこともありました。

なんだか懐かしいです。

ライダーのピースサインに違和感を感じる

昔のライダーはよくすれ違うライダーにピースサインをしていましたけど、最近は、あまり見かけなくなりました。

ピースサインは基本的には左手で行います。 右手はアクセルですから、右手を離すとバイクが減速してしまうからです。

ピースサインをやる人が減ったのは、安全意識が高まったのだと思います。 バイクはただでさえ2輪なので、不安定な乗り物です。

ピースサインをすると、さらに短時間とはいえ片手運転をすることになります。 すると、ますます危険度が高まることになります。

個人的には、ピースサインはやらない方が良い様な気がします。 ライダーがピースサインをするのは仲間意識なのだと思うけど、趣味がバイクと言うのは共通しているかもしれないけど、その他の部分は、まったく価値観が異なっている可能性がありますよね。

それなのにバイクとすれ違うたびにピースサインで挨拶をするというのはすごくナンセンスの様な気がします。